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2008年度のプログラムレポート
 2008年4月以降に百年記念館が開催したおもな事業の報告です 

ミニ百年記念館『エゾリスのくらし』
●開催日:平成20年6月11日(水)、625日(水)、722日(火)、平成21129日(火)
●時 間:各45
●場 所:広野小学校、森の里小学校、大正小学校、帯広小学校
●対象学年:1〜6学年、2学年、5〜6学年、3学年
●講 師:池田 学芸員、小林 博物館資料調査員、平林 学芸調査員(帯広百年記念館)
●内 容:エゾリスは帯広において身近な動物であるものの、その暮らしについて知る機会はほとんどない。「エゾリスのくらし」は、エゾリスの暮らしを正しく理解することによって、エゾリスが暮らしていく上で必要な環境を知り、帯広の自然環境を考えるきっかけにしてもらえるよう企画した。
 授業では子どもたちに主体的に考えてもらえるよう、クイズなどを交えながら、エゾリスの食べ物、住んでいるところを中心に話をし、実物の巣を見てもらったり毛皮に触ってもらうなど、エゾリスを身近に感じてもらう工夫をしている。
●評 価:エゾリスの毛皮を触ることや、クイズに積極的に取り組む中で、エゾリスが雑食性で木の実以外にも虫や骨を食べることに大きな驚きを示していた。エゾリスが林の中で季節を通して色々なものを食べていること、数個の巣を移動しながら使うことを知ることによって、エゾリスが暮らしていくためには広い林が必要だということにも気付いてもらえた。
 4回の授業を行った結果、ミニ百年記念館
では内容を伝える対象を絞り、行っていくことの必要性を感じたので、内容の比較的簡単な「エゾリスのくらし」においては、小学校低学年を対象としたものして最終的な完成を目指そうと思う。


博物館講座『大昔のとかち〜十勝の考古学情報』
★平成20年度に帯広市内で行われた中村遺跡の発掘調査の成果や、道内・十勝管内の考古学情報の紹介と、「ここでわかった十勝の考古学」と題した、十勝地域の旧石器時代から縄文時代についての解説が行われました。中村遺跡の解説では、遺跡から出土した土器・石器に触れる機会もありました。
●開催日時:3月14日(土)14:00〜15:30
●会  場:百年記念館オーディトリアム
●講  師:北沢 実(帯広百年記念館 学芸員)
●受講者:29名
 ロビー展  『ひな人形展』
 市民の皆様から寄贈いただいた百年記念館収蔵のひな人形や掛け軸のお雛さまなどを紹介しました。
●会 期:2月7日(土)〜3月3日(火)
博物館講座『アイヌ語で動物園かんさつ』
★動物園を歩きながら、北海道に生息する動物たちを中心に、その生態やアイヌ文化の中でどのように扱われているかについて学習しました。
●開催日時:2月22日(日)11:00〜13:00
●会  場:おびひろ動物園
●受講者:14名

博物館講座『トカラ列島の民俗』
★南西諸島に浮かぶトカラ列島に伝わる伝統儀礼について、おもに悪石島の祖霊祭祀や仮面儀礼、七島正月という新年を迎える儀礼を中心に、写真や動画を使用しながら解説が行われました。
●開催日時:2月21日(土)14:00〜16:00
●会  場:百年記念館オーディトリアム
●講  師:岡庭義行氏(帯広大谷短期大学)
●受講者:21名
 ロビー展  『南極の氷〜南極からの贈り物』
南極で観測支援を行っている海上自衛隊砕氷艦「しらせ」から届いた南極の氷と写真パネルを展示しました。
 この氷は南極大陸をおおう氷床が海に落ちて氷山となったものから採集されたもので、数万年前の太古の空気が閉じ込められています。期間中は、この氷に直接触れることもできました。
★パネル展:1月24日(土)〜2月1日(日)
   極寒の地、南極の風景やかわいい動物たちのを写真パネルで紹介しました。
★氷の展示:1月30日(金)〜2月1日(日)
   約3万年前に降った雪からできた「南極の氷」をさわったり、音を聞くことができました。
『第27回郷土美術展』
★十勝管内で絵画(油彩・水彩・パステル画・アクリル画・水墨画・版画・CG)、彫刻、工芸(陶芸・七宝・染色)などの創作活動をされている方々の作品96点展示・紹介しました。
 
出品リストは、こちら
●開催日時:1月16日(金)〜2月1日(日)
●会  場:百年記念館特別展示室
 ロビー展『楽しくデッサン教室 作品展』
★百年記念館で10月〜11月に開催した「連続講座・楽しくデッサン教室」を受講した皆さんの作品を紹介しました。
●会 期:1月7日(水)〜2月1日(日)
●会 場:百年記念館ロビー
博物館で学ぶ連続講座『カエルはみんなの先生だ』
★緑ヶ丘公園内の帰る調査を参加者とともに行い、自然だけではなく、博物館活動そのものを学び、将来的には博物館活動を担う市民のフィールドワーカーの育成を目的として、今年度は4月〜11月に7回開催しました。
 登録者22名。参加者のべ83名
●調査:カエルの産卵数、個体数、個体の計測などを行った。公園内の生息環境が劣悪なため産卵されても卵がほとんど残らず、当年生まれのカエルがほとんど見られなかった。参加者も調査を通じて実情を目の当たりにして驚いていた。
●成果:最終回を博物館講座(11月15日)として開催し、講座参加者を交えながらのカエルの暮らしぶりの紹介となった(一般参加者約20名)。市民が行う調査についての紹介は、実際に調査している様子を見ていただいたことで、生き生きと伝わったのではないかと思われる。
●参加:大人と子どもは半々、出席率は53%、すべてに出席したのは3名だった。参加年齢層は散らばっていたが、大人か子どもかに積極性のちがいはなく、助け合って参加していた。自作の「カエル新聞」やイラスト。観察記録などを自発的に寄せていただいた。また、昨年度までの参加者が見学に来ることもあった。
 次年度のテーマを各々見出しているようで、参加者のモチベーションは高いようだ。
●課題:公園内のカエルの生息環境が悪化していることが参加者の目にも明らかであり、今後は単なる調査だけではなく、自然環境の手入れやカエルの生息場所再生と成果についての調査を行うような方向性が有意義と思われる。
 参加者の意欲も高く、調査成果も出ているので来年も継続して実施する予定である。(池田亨嘉)

博物館講座『アイヌの人たちの食文化』
★アイヌの人たちが伝統的な暮らしの中で食べていた料理について、食材や調理道具、食器について解説したのち、料理の種類やレシピを紹介しました。
●開催日時:1月17日(土)14:00〜15:30
●会  場:百年記念館オーディトリアム
●講  師:内田祐一(帯広百年記念館 学芸員)
●受講者:38名
博物館講座『大地が語る十勝の自然史〜然別の永久凍土と風穴のしくみ』
★十勝の生い立ちについて、最新の研究成果を研究の最前線に立つ講師を迎え、その成果を広く紹介する「大地が語る十勝の自然史」シリーズ。 今年度は然別一帯で長年永久凍土の研究をされている澤田結基氏(産業技術総合研究所 地質標本館)を講師にお招きしました。
 然別火山群周辺の風穴の成り立ちや環境、さらにガレ場で発見された日本最古の氷を含む永久凍土の成因や年代の決め手など講師の最新の研究成果を多数のスライドをまじえて紹介していただきました。

 なおこの講座は百年記念館友の会研究発表会を兼ねて開催しました。
●開催日時:12月20日(土) 14時〜16時
●会  場:百年記念館オーディトリアム
●講  師:澤田結基氏(産業技術研究所 地質標本館)
●受講者:59名
帯広百年記念館移動展
『とかちを記録する』
〜写真に記録された自然と人で織りなす十勝の歴史と風土〜

百年記念館企画展『とかちを記録する』で紹介した主要な写真を十勝管内の7会場で展示しました

主催/帯広百年記念館運営連絡協議会・帯広百年記念館

会場・会期
◆新得町公民館・・・9月18日(木)〜9月25日(木)◆音更町図書館・・・9月30日(火)〜10月5日(日)
◆池田町田園ホール・・・10月8日(水)〜10月16日(木)◆大樹町生涯学習センター・・・10月18日(土)〜10月26日(日)
◆芽室町ふるさと歴史館・・・10月29日(水)〜11月10日(月)◆浦幌町教育文化センター・・・11月13日(木)〜11月22日(土)
◆幕別町百年記念ホール・・・11月28日(金)〜12月4日(木)
ロビー第7回コニカミノルタタンチョウチャリティフォトコンテスト入賞作品展
財)日本野鳥の会 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリがコニカミノルタホールディングス株式会社との協力で実施している、タンチョウ保護のためのチャリティ絵ハガキ用写真の一般公募作品から選ばれた優秀賞8点と入賞7点を展示しました。
●会 期:11月7日(金)〜11月30日(日) 9時〜17時

『なつかしのレコードコンサート』
★百年記念館ボランティアの会が開催する、戦後から昭和20年代ののなつかしい音楽を蓄音機や電蓄などで聴く、またビデオ映像で当時の暮らしを振り返るつどい。梅澤ボランティアの会会長の司会・進行で、往時の世相などを紹介しながら懐かしくひと時を過ごしました。
★レコードコンサート: 東京の花売り娘(岡 晴夫)、上海帰りのリル(津村 謙)、湯の町エレジー(近江俊郎)ほか
★映像とともに: 異国の丘(昭和23年)、かえり船(昭和24年)、フランチェスカの鐘(昭和24年)ほか
●日 時:11月22日(土) 13時〜14時30分
●会 場:百年記念館2号室
版画講座「年賀状を作ろう」
★来年の干支などを彫りこんだ手作りの年賀状に挑戦しました(11名)。
●開催日時:11月16日(日)10時〜15時
●会  場:百年記念館3号室
●講  師:冨久尾 豊 氏

博物館講座『カエルはみんなの先生だ』
★百年記念館が3年間続けている「博物館で学ぶ連続講座―カエルはみんなの先生だ」の成果を野外で紹介しました。
 連続講座に参加している小学生や大人の皆さんを講師に、緑ヶ丘公園のカエルの「知られざる暮らしぶり」を楽しく紹介しました。
●開催日時:11月15日(土)9時30分〜12時
●会  場:百年記念館と緑ヶ丘公園
●参加者:一般16名+講座生11名

ロビー展 昭和の温故−昭和の街とくらし昭和のマッチ展』
 広小路商店街、北海道拓殖バス、帯広百年記念館による合同企画展『帯広温故 ?昭和の街とくらし?』のひとつとして 帯広百年記念館では、ロビーで「昭和のマッチ展」を開催しました。内容は、帯広市内の商店や飲食店のマッチを約100点と昭和の広小路商店街の写真や地図などを展示したものです。
●会 期:10月16日(木)〜11月3日(月) 9:00〜17:00
●会 場:百年記念館ロビー
博物館講座 葉っぱで作ろう『わくかざり』
●開催日時:10月25日(土)10:00〜12:00
●会場:百年記念館〜緑ヶ丘公園
●担当:平林結実・伊藤彩子(帯広百年記念館)
●参加者:6名

★木々の葉が紅葉し地面に落ちる季節の特徴を生かし、身近な樹木の葉を観察することを目的としました。「わたしはダレ?」というワークシートを持ち、葉の形から樹種を当てるゲームを取り入れながら、公園内の樹木を一つ一つじっくり観察したました。また、観察終了後は紅葉の色を生かした葉の飾りを作成し、作品は持ち帰ることとしました。
 参加者が同年代の親子3組ということもあり、和気あいあいとした雰囲気で観察を進めることができました。とくにワークシートを用いたことで、低学年の参加者も目的意識をもつことができました。また、参加者からは、ふだん何気なく通り過ぎてしまう身近な場所でも、ゆっくり歩き近づいてみると面白いものがたくさんあることがわかったなどの感想が寄せられました。
 
百年記念館収蔵作品展 墨と書のかたち
★百年記念館が収蔵する「書」の作品の中から、全国的にも有名な現代書の比田井天来、桑原翠邦の作品、前衛書の長沼透石や竹下青蘭をはじめ34点の作品を紹介しました。
●会  期:10月4日(土)〜10月12日(日) 9時〜17時
●会  場:百年記念館特別展示室

『古文書教室』
★初心者を対象とした古文書教室です。榎本洋介氏(札幌市教育委員会)を講師にお招きし、地域の歴史に関連が深い文書資料をテキストに、その読解を通して古文書の読み方や歴史的背景を学びました。(17名)
●日  時:10月11日(土)13時30分〜17時、12日(日)10時〜12時
●主  催:百年記念館運営連絡協議会・百年記念館・百年記念館友の会
●会  場:百年記念館
博物館講座『アイヌの人たちに伝えられた漆器〜おもしろい文様の世界
●開催日時:10月4日(土)14:00〜15:30
●会場:百年記念館オーディトリアム
●講師:藪中剛司氏(新ひだか町静内郷土館 学芸員)
●参加者:20名

アイヌ民族の文化の中には、本州などから移入した椀や膳、行器など、さまざまな漆器がみられます。これらの漆器についている文様について、とくに椀に描かれているタコ唐草文や葵文、松竹梅やクマの姿を描いたものなどについて、その椀がどこで作られたのかについても推測しながら種類やルーツなどを紹介いただきました。
博物館で学ぶ連続講座「地質講座」(全5回)
★化石・岩石・地層に関するフィールドワークを通して、私たちが住む十勝地域の生い立ちについての知識と理解を深めることを目的に開催しました。今年度で4回目となります。
●主催:百年記念館・百年記念館友の会・十勝の自然史研究会
●対象:十勝在住の一般の方で、全5回の講座に参加可能な方

◆第1回 平成20年5月24日(土)天候:晴 参加者24
テーマ)「帯広周辺の地形と地質」
(コース)帯広畜産大学(十勝坊主の観察)→川西の露頭(火山灰と古砂丘の観察)→幕別町豊岡(貝化石の採集)→幕別町稲士別(露頭の観察)→音更町十勝ヶ丘公園(昼食)→音更町旭の露頭(火砕流堆積物の観察)→芽室町国見山(湿原の時代の露頭観察と、亜炭層中の昆虫化石の観察)

◆第2回 平成20年6月14日(土)天候:曇ときどき雨 参加者26
(テーマ)「上厚内の貝化石と地層見学」
(コース)→豊頃町(河跡湖の見学)→浦幌町上厚内(貝化石産出状況の観察と化石採取)→厚内海岸(海侵崖の観察)→昆布刈石(海侵崖の観察)→浦幌町十勝太(周氷河地形の観察)
◆第3回 平成207月19日()天候:晴 参加者28
(テーマ)「東北海道誕生のなぞを探る」
(コース)→足寄町シオワッカ(枕状溶岩の観察)→足寄町小原沢林道(石灰岩露頭などの観察
◆第4回 平成20年9月6日(土)天候:晴
 
参加者27

(テーマ)「火砕流堆積物の観察」(足寄町)
(コース)→足寄町植坂周辺→里見ヶ丘→清里の各露頭で火砕流堆積物を観察

◆第5回 平成20年10月4日(土)天候:晴 参加者26
(テーマ)「トムラウシの噴泉塔と熱水」
(コース)→新得町屈足(柱状節理の観察)→新得町トムラウシ温泉周辺(噴泉塔・熱水などの観察)

第1回 火砕流堆積物の観察

第4回 溶結凝灰岩の観察

第5回 トムラウシ噴泉塔
郷土学習バス見学会『十勝平野の生い立ちを探る』
★ 毎年テーマを変えながら太古の十勝のようすを学習するバス見学会。今回は浦幌町へ炭鉱跡と貝化石の採集へ出かけました。当日は絶好のフィールドワーク日和、午前9時半に百年記念館をバスで出発し、浦幌町炭山にあるかつてのアパート群を見学や冷泉などを見学、さらに河原に下りて石炭層を観察したりカキ貝をはじめとする貝化石の採集などを行いました(30名)。
●開催日時:平成20年9月28日(日)
●協  力:十勝の自然史研究会

新収蔵作品展作家が描く〜』
百年記念館が収蔵する美術作品の展示会。今回は、竹山義雄の油彩、村元俊郎の油彩と水墨、太田ふみよしの木版画、武田伸一の版画と油彩、関口哲也の写真、野坂武秀の書、高石文泉の書など61点の作品を紹介しました(977名)。
●開催日時:9月13日(土)〜9月28日(日)
●会  場:百年記念館2階特別展示室

ロビー展『動物がでてくる童謡』絵手紙展
★ 帯広市在住の鎌田博文さんの絵手紙作品111点を紹介しました。テーマは動物の出てくる内容にしぼったものです。一枚一枚に歌詞と歌詞からひろった動物が描かれ思わず口ずさんでしまいました(1,156名)。
●開催期間:9月10日(水)〜9月25日(木)
博物館講座『レコードと音の文化史]X』
●:開催日時:9月20日(土)14:00〜16:00
●会場:百年記念館オーディトリアム
●講師:山内秋夫氏(帯広狂言づくしの会会長)
●参加者:118名

★毎年恒例の講座、今回は「歌は世につれ…昭和10年代〜軍国歌謡と流行歌」と題し、「暁に祈る」、「湖畔の宿」、「リリー・マルレーン」などの音楽や資料映像などを鑑賞し、当時の世相などを紹介いただきました。
連続講座『じょうもん人と腕くらべ』
会場を百年記念館埋蔵文化財センターとし、先史時代の人の知識や技術について、土器・石器・装身具作りなどの体験を通して理解を深めることを目的に、今年度はじめて実施しました。
 参加人数は少なかったものの、参加はたいへん熱心に取り組まれていました。企画自体はこの路線で良かったものと考えられますが、開催方法は見直す必要があると感じられました。
●第1回(8月2日)「土器作り」・・・参加者6名
●第2回(8月23日)「勾玉作り」・・・講師:大橋 毅氏(芽室町教委)・・・参加者5名
●第3回(9月6日)「石器(石鏃)作り」・・・参加者4名


土器作り

勾玉作り

石鏃作り

石鏃作り

夜学『松浦武四郎と十勝』
●開催日時:9月4日(木)〜5日(金)18:30〜20:30
●会場:百年記念館リウカ
●講師:内田祐一(百年記念館)
●参加者:15名

★今年は松浦武四郎が十勝地方を訪れて150年にあたります。そこで、松浦武四郎と十勝をテーマに学習会を開催しました。今回はおもに成人を対象としましたので、勤務時間後に参加が可能な夜間に設定しました。
 武四郎が著した「十勝日誌」や「東蝦夷日誌」などをテキストに使い、松浦武四郎の生涯と当時の十勝のようすについて学びました。
 参加者の皆さんは、武四郎が幕末期に活躍したさまざまな人たちと交友関係にあったことに驚き、また、武四郎の記述を通して当時の十勝の姿に思いを馳せていました。
企画展『とかちを記録する〜歴史資料としての写真〜
●開催日時:8月5日(火)〜9月7日(日)
●会場:百年記念館特別展示室
●観覧者:3,625名

★現在、十勝で活躍する写真愛好家の写真、百年記念館が収蔵する十勝での人びとの暮らしや歴史を記録した写真など約800点を紹介し、そこに映し出された十勝の姿から改めて写真の持つ記録性を確認し、当館の十勝歴史資料写真収集活動の一端として開催しました。
【展示内容】
◇十勝のあゆみ  ◇家族の肖像 ◇昭和の原風景「村田耕四郎作品から」 ◇孫を写す ◇平成の若者たち「新成人の記録」 ◇サイロのある風景「乳と蜜の流れる郷」 ◇私のじいちゃん「じじ」 ◇本別町のあゆみ ◇清水町のあゆみ ◇久保智吉写真集 ◇荘田喜與志作品「祖先のロマン」 ◇石坂の子供たち ◇街の記録「まち育て学習」発表展 ◇記憶を記録する「わたしの記憶=まちの記憶」
【関連行事】ロビー展『木造校舎を訪ねて』〜消えたふるさとの学校
★十勝管内の廃校となった学校を記録した写真展
●会期:8月5日(火)〜9月7日(日)
●会場:百年記念館ロビー
●観覧者:3,132名



会場のようす
講演会『写真に切り撮った十勝』
●開催日時:8月9日(土)14:00〜16:00
●会場:百年記念館オーディトリアム
●講師:荘田喜與志氏
●参加者:51名

★百年記念館企画展「十勝を記録する」関連事業として、写真家・荘田喜與志氏を講師にお迎えし、今回初めて、荘田先生ご本人の家族の肖像を語っていただきました。
 曽祖父の写真から始まり、父親が浪曲を学んだ話、帯広市議会議員を5期務めた話。先生ご本人の入院先で、同室の方の手術の様子を撮影した話。また、特に写真集「ぼくにも音がある」の出版のための撮影で、一人の聾唖者の少年の入学前と入学後の様子を写真におさめていく中で、学校の先生が一生懸命口の開き方などを教える姿や、お母さんが初めて声を出して「おかあさん」と呼んでもっらた時の感激の様子は、涙でなかなかシャッターを押すことが出来なかった話などは、とても心に残りました。
講演会『昆虫は自然の先生だ」〜いろいろな昆虫を区別しよう
●開催日時:8月10日(日)13:00〜15:00
●会場:百年記念館オーディトリアム
●講師:大原昌宏氏(北海道大学総合博物館 准教授)
●参加者:30名
★北大総合博物館で行われている分類学の講座「パラタクソノミスト養成講座」初級のテキストに基づいて、昆虫の分類学、分類の基本について紹介した。(パラタクソノミストとは準分類学者のこと)
 簡潔に体系化された資料と経験に裏打ちされた講演でわかりやすく、小学生の参加者もあったが飽きずに聞けたようであり、いくつかの質問もいただくことができた。
(初めてクワガタやカブトムシを見つけたのは誰?との質問に、分類学者リンネの仕事や学名の意義、調査研究の意義などに結びつけてお答えすることができました。)
 また会場には昆虫の研究者や趣味としている方も多く、「大山緑地と若葉の森を愛する会」では、市民のフィールドワーカーとの協力も考えているようであった。このような市民活動への関わりは今後の博物館活動にとって、重要になっていくと思われる。
 大原准教授とは、今回の講演会をきっかけに「昆虫パラタクソノミスト養成講座」初級を来年度百年記念館において開催の方向で検討することとなった。



博物館講座『漂着物を楽しむ』
●開催日時:8月2日(土)14:00〜16:00
●会場:百年記念館オーディトリアム
●講師:中司光子氏(漂着物学会会員)
●参加者:24名

ビーチコーミングとはいったいなんなのか、実際どんなものが拾えるのか写真を見ながらご説明いただきました。
 本来暖かい海に住むギンカクラゲ(報告では最北端漂着記録)やヤシの実、北アメリカからアラスカに生える昆布の仲間であるブルウキモなど北海道にも遠くから珍しいものが漂着することがあります。
 海岸によくおちている生活ゴミはやっかいですが、外国ゴミを見て文字が読めないなりに、「なにがはいっていたのかな」と推測したり、漂着したおもちゃを見て世の中のうつりかわりを知ることもできます。
 海岸で漂着物を拾ってあるくだけではなくそれがいったいなんなのか「調べる楽しみ」や、漂着物を材料にして「作る楽しみ」など楽しみ方は人それぞれです。
 北海道ではまだなじみの少ない「ビーチコーミング」ですが、海へお出かけの際にはぜひ海岸を歩いてみてください。
参加者感想:「海岸へ行くことがあれば通り過ぎるだけではなくて浜辺も歩いてみたいと思う。」、「こんなものが落ちているなんて面白い。(アオイガイや椰子の実について)」などのご感想をいただきました。



博物館講座『マルハナバチってかわいい
★「マルハナバチ」はハチの一種。「ハチは刺すから怖い」「絶対触るのは無理」なんて言っていた子どもたちも、公園では全員ハチを捕まえることができました。そして捕まえたハチを手に乗せて・・・「ふわふわしてる」「変な動き!」などマルハナバチのかわいらしさを体感してくれたようです。今回は新作紙芝居も登場し、マルハナバチの生き方について楽しく学ぶこともできました。
●日時:7月6日(日) 9時30分〜12時 
●場所:百年記念館〜緑ヶ丘公園 
●参加者:13名 
●担当:平林結実(百年記念館)
博物館講座『根っこの下の力もち〜ベニバナイチヤクソウと菌根菌
普段私たちが目にすることのない土の中で、生きものが活発に活動していることを知ってもらい、土の中が生態系の中の一部であることを認識してもらうことを目的とし、橋本氏に菌根菌についてわかりやすく解説していただきました。また、橋本氏にベニバナイチヤクソウと菌根菌の関係についての最新の研究報告を行っていただく中で、菌根菌がベニバナイチヤクソウの生活史に不可欠であることを解説していただき、世界でも初めてというベニバナイチヤクソウ発芽の様子を写真で紹介されました。
 講演では、参加者全員が初めて聞く話だったようで「ほう」、「へぇ」など相槌をうちながら、熱心に耳を傾けていました。講師の橋本氏がとてもわかりやすく、そして興味深い研究の話などを交えながらお話ししてくださり、参加者の満足度も高かったと思います。

 
●日時:6月21日(土)14時〜16時
●講師:橋本 靖氏(帯広畜産大学)
●受講者:26名


自然観察会アイヌ語で自然かんさつ
★十勝の森林の復元を目指している清水町羽帯の「十勝千年の森」で、動植物を観察しながら関連するアイヌ文化について学ぶものです。
 ニリンソウ、トリカブト、オオウバユリなどが小川のほとりに生育する環境で、多くの植物を観察することができました。
 春とは思えない寒さの中、たき火を囲みながら煮物や芋をつかったおいしい料理をいただき、その後アイヌ文化全般についての質問やお話を聞いて学習しました。
●日時:5月31日(土)9:30〜15:00
●受講者:30名(うち9名は千年の森募集)

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 ロビーコンサート『ステップ〜マリンバとピアノのコンサート
★ポコポンクラブの皆さんによるマリンバとピアノの三部構成のコンサートでした。(70名)
●開催日時:5月18日(日)17時〜18時00分
●出演:ポコポンクラブの皆さん

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 博物館講座先史時代の植物利用〜縄文から擦文まで
★近年の遺跡の調査から明らかとなってきた、先史時代人の植物利用についての講演会。
 現在のところ北海道内では縄文時代の111遺跡、続縄文時代の21遺跡、オホーツク文化期の8遺跡、擦文文化期の50遺跡、アイヌ文化期の24遺跡から植物遺体が出土しており、今回の講演では、縄文時代のオニグルミ・ドングリ・クリ・トチノキとヒエ属、栽培植物のアサ・ゴボウ、擦文文化期のアワ・キビ・オオムギを中心に、それぞれの利用実態と特徴などについて解説をいただきました。
●日時:5月17日(土)14時〜15時50分
●講師:山田悟郎氏(北海道開拓記念館)
●受講者:40名


道内最古のドングリ
(8千年前)
帯広市八千代A遺跡
ロビー展『五月人形展』
★百年記念館収蔵の大正・昭和初期・現代の五月人形を紹介しました。
●会期:4月1日〜5月6日

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博物館講座緑ヶ丘公園を探検する
★初夏を思わせる陽気の中、緑ヶ丘公園を歩きながら、地形図と実際の景観を照らし合わせながら、段丘地形の特徴や地形の基本的な見方、地形と水や動植物との関連などを観察しました。
●開催日時:4月19日(土)14時〜15時30分
●講師:藤山広武氏(十勝の自然史研究会)/池田亨嘉(帯広百年記念館学芸員)
●受講者:55名

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ロビーコンサート『ザ・尺八すとの春」
★第1部『ふるさと春』では「ふるさと」、「十勝馬歌」、「りんご追分」筝曲「春の訪れ」など、第2部『旅と祈り』では「いい日旅立ち」、「あずさ2号」、「星に願いを」など。
 尺八の独奏や箏とピアノの合奏など独特なコンサートでした。(51名)。

●開催日時:4月19日(土)17時〜18時10分
●出   演:粥川一成氏(尺八)、池田幸子氏(箏)ほか