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帯広百年記念館 自然系学芸員スタッフのコラム

緑ヶ丘公園のいちおし情報2014〜

担当:伊藤彩子(い)&持田 誠(も)&大熊 勲(くま) 
     
2016/7/5

 「ハチ達人」への道 


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オオスズメバチ
 
セイヨウオオマルハナバチ
2016/2/25

 クチが達者な鳥 

 カケスはハトくらいの大きさの鳥です。
 ほかの鳥の鳴きマネをします。
 以前、「おや?トビが鳴いている?」と姿を探すと
 カケスだった!ということがありました。
 猫や人の声を真似ることもあるようです。

 緑ヶ丘公園では、冬にマツの実をよく食べています。
 マツの枝が大きく揺れていたら、近くにカケスがいるかも? (くま)

    
   カケス(亜種ミヤマカケス)は、カラフルな翼をもつカラス科の鳥です。
 
2015/12/27

 足あとの上に映る姿 

    

 ○+△+□=足あとのカタチ

 ○は歩く動物の種類(キツネかリスか、など)
 △は雪の状態 (降った直後か、固まったものか、など)

 では、□には何が入るかな?

 正解は「動物のようす」。

 歩いている、走っている、立ち止まっている、など
 
 動物のようすによって、足あとのカタチは変わってきます。

 「足あと」から上にある動物の姿を、想像してみてください。 (くま)




エゾリスの足あと。@左下→A中央→B右上→C左上へ動いたと思われる。
おもに跳ねて移動して、AとBの間で数歩だけ歩いた?

   
スキーのあとの右側をキツネが歩いたようだ。やわらかい雪に足を取られると歩くのが大変。そこでキツネは、ヒトが通ったあとなど、雪が固くなっているところを好んで歩くことがある。

   
実はこれもキツネの足あと。
ジャンプしながら猛スピードで走っているため、足あと同士の間が大きく開いている。

写真はクリックで拡大します

2015/11/26

 スキありっ! 

 「いろいろなところに「スキマ」があります。

 「スキマ」は生き物たちにとって大切な生活の場所です。

 小さい生き物の中には、その「スキマ」に身を隠して寒さをしのぐものがいます。

 また、リスや小鳥類・カラスの仲間は、「スキマ」にエサを隠して

 あとで食べるために貯めておく「貯食」という行動をとります。

 寒くてエネルギーの消耗が激しい冬を越すための、生きもののワザ。

 ぜひ公園で、あなたの家で、探してみてください。 (くま)
 

         
   「スキマ」で寒さをしのぐダニのなかま。                      樹皮の間に蓄えられたチョウセンゴヨウの種子。誰かの「お弁当」だ。  

2015/8/17

 あなたは「蓼(たで)食う虫」? 

 「蓼食う虫も好き好き」とは
 「人の好みはさまざまであること」を例えたことわざです。
 “蓼”とは、タデ科の植物である“ヤナギタデ”のことです。
 
 さっそく、実際にヤナギタデを食べてみました。
 ・・・すっごい辛い!!!
     
 ヤナギタデと同じタデ科の植物「エゾノギシギシ」も
 なかなか酸っぱい味がして、そのままでは食べづらい
 でもこの「蓼」、エゾノギシギシを「食う虫」がいました。
 しかも意外に身近な生きものでした!
       
 はたしてその正体とは・・・!?
       
 
帯広百年記念館2階の「ちょうちょ展」に急げ!(9月23日まで)  くま  

2015/7/24

 やだっ、あのカモ…ハゲてる!? 

 いいえ、ハゲていません。

 この写真の“マガモ”のオスは
 「エクリプス」という状態に変わりはじめているものです。

 カモ類のオスの羽は、目立つ色をしているものが多いですが、
 繁殖が終わると、メスの羽のように地味な色に変わります。

 1年中 目立つ色をしていると、オスは敵に狙われやすくなるため、
 カモフラージュのためにメスに近い色(エクリプス羽)になると考えられています。
 (逆に、繁殖の時だけ目立つ色をしている、とも考えらえます)


   

 カモも私たちも
 服装はTPOが大事、ということかも…。カモ…。 (くま)

2015/6/23

 ヤマーッ!! グワーッ!!

 「小さくて赤いブドウから手足がはえて踊っているような実」を見かけたら、それがヤマグワの実です。

 
きれいな赤い実はまだ未熟で、食べると青春のように甘酸っぱいです。
 
完熟なのは、ふかい紫色の実。大人の甘さが口の中に広がります。
 (虫にご注意のうえ、自己責任でお楽しみください。)

 私たちだけでなくリスやキツネ、
 小鳥や虫たちもヤマグワを食べに来ます。
 たくさん食べてみたいところですが数粒でガマンしていただいて、
 みんなで季節を楽しめると素敵ですね!  (くま)


      
2015/5/22

 さがせ、お母さんリス!

 公園を歩いていると、地面にうめたエサを探しているエゾリスにであいました。
 よーく見ると、乳首がわきの下から出ているのが分かります。
 そう、このリスはお母さんリスなのです!

 エゾリスは赤ちゃんを育てる時期だけ、乳首が大きくなります。
 リスなどネズミの仲間は、つかまえてくわしく調べないとオスかメスかはっきりしません。
 でも子育てのあいだだけは、見た目でお母さんリスかどうかわかります。
 リスを見かけたら、よーくかんさつしてみてください。

        

 お母さんリスは、こどもにいいお乳を出すために、冬の前にたくわえた自然のエサを探しまわっています。
 見かけたらそっと見守ってあげてくださいね。  (くま)
 
2015/5/6

 桜のあとの・・・お星さま!

     GW中 お花見でにぎわった緑ヶ丘公園も
   桜が散って みなさん少しさびしそう・・・
  「桜、散っちゃったね・・・」なんて声が聞こえてきます
        
   でも、これから見ごろなものがあるのです
   それは 花びらが落ちたあとの お星さま!

   「がく」がまるでお星さまのように
   風にゆれて キラキラまたたいているようです

       
        
星が見えてきた!

   濃いピンクや うすい桜色
   いろいろなお星さまをさがしてみてください
   まだまだ お花見が楽しくなりそう!  (い)

  
2014/12/9

 大きなエビフライ?!

  みなさんは緑ヶ丘公園で エビフライを見たことはありませんか?
 
 公園でエビフライって・・・?

 それがこれ

      

 エゾリスが「まつぼっくり」を食べたあとにできるのが
 このエビフライです
 中にはこんなに大きなエビフライも!
 これは秋にチョウセンゴヨウのまつぼっくりをかじって
 種を出したあとです
 その種は冬の食料に 公園のあちこちに埋めてあります

 雪がまだ少ないこの時期に 探して歩くと見つかるかも?!
 夢中になると 寒さも忘れてしまいます
 
 とっても似ているので
 思わず食べてしまわないように 注意です!  (い)
  
2014/9/25

 飛ぶことをやめた昆虫 オサムシ

  長い脚をたくみに動かし すばやく歩く オサムシに出会いました
 地表をはいまわることから「歩行虫」と呼ばれ
 ファーブルや手塚治虫も愛した昆虫です

 オサムシ類は 飛ぶことをやめた昆虫として知られています。
 後翅はなくなり 前翅も開かないものがほとんどです

 昆虫類は 翅で空中を飛び 外敵から逃れ
 食べ物や交尾の相手を探す範囲を広げて 発展してきました

 しかし 飛ぶことは昆虫にとって有利な点ばかりではありません
 飛んで移動するためには 多くのエネルギーが必要です
 餌を探すために飛んでいれば 鳥などに出会う機会も多くなります

 飛ぶリスクを避けて 歩くことを選んだオサムシ
 凛々しく歩く姿に 思わず見入ってしまいました。   (い)
 
 
2014/8/20

 アクロバットに挑戦!?

  ミズヒキにぶらさがっているのは・・・
 毛むくじゃらのヒトリガ科の幼虫です

 この時期 この幼虫が 地面を歩いているのをよく見かけます
 でも この幼虫はひと味ちがうようです

 不安定な足場で 風に吹かれてゆらゆら・・・
 でも大丈夫!
 腹脚を使ってしっかりと つかまっているのがわかります
 よく見ると 胸脚を「手ばなし」ならぬ「脚ばなし」して余裕のようす

 もしかして、このまま先に進んで
 アクロバットに挑戦するのでしょうか?!     (い)

(将来は黒色から一変、白・黄・オレンジなどの色をした、きれいな蛾になります)


 
 

 

2014/7/12

 オニグルミに注意

  駐車場の横に並ぶ木々はオニグルミ(アイヌ名はネシコ)。
 見上げると大きなクルミの実(アイヌ名はニヌ
)が実っています。
 そして落ちて来ます…
 このように、つぶれたニヌ
の近くに車を停めるときは注意しましょう。
                               (も)
 
   
 
駐車場のオニグルミの木
2014/5/31

 セイヨウタンポポ110年

  セイヨウタンポポは、その名のとおりヨーロッパ原産のタンポポです。
 いまから、ちょうど110年前の明治37(1904)年に、
 新しい帰化植物として牧野富太郎により発表されました。
 
 もともとは、札幌農学校の外国人教員が野菜として日本へ持ち込み、
 以後急速に広まったと伝えられています。
 帯広へ来たのはいつ頃なのでしょうか?

 ちなみに、背後に写っている十勝監獄の油庫は、明治34(1901)年の建築です。
 油庫が出来るより前に、セイヨウタンポポは日本へやって来たことになります。
 明治以来の日本の近代化・国際化の歴史は、技術や知識の導入とともに、
 さまざまな野生生物を招き入れてきた歴史でもあるのです。  (も)
 
 
 
2014/4/16

 最初のスミレ咲く

  児童会館と十勝池の間に建つ「百歳(ももとせ)の鐘」。
 昨年リニューアルしましたが、もうご覧になりましたか?

 この百歳の鐘の傍らに、今年最初のスミレが咲きました。アオイスミレです。
 と言っても、まだほんの数個体しか開花しておらず、
 しかもとても小さなスミレですので、見つけるのは大変かもしれません。

 アオイスミレは毎年 緑ヶ丘公園で最初に咲くスミレです。
 これから5月にかけて、公園内で次々と、
 いろいろな種類のスミレが咲いていきますので、お楽しみに。  (も)
 
 

アオイスミレ

百歳の鐘

この中に3つ花が写っています。
どこにあるかわかりますか?
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