
2. 調製時にトラクターにより十分にサイレージ原料の加圧を
行ったこと。
3. 調整後、加圧のため火山灰を詰めた袋をビニールで二重
に覆った上に乗せ、嫌気的な発酵を促したこと。
平成18年度共同研究報告書
廃プラスチック再利用バンカーサイロの開発
以上のことから、廃プラスチックを壁材としたバンカーサイロは、サイレージ調製に十分に有効であると考えられた。また、サイレージが良好に調製できること以外に、廃プラスチック利用壁材サイロは、壁面ユニットごとの維持や交換が容易であり、プラスチックの再利用の点からも環境にやさしいバンカーサイロと思われる。
帯広畜産大学 畜産科学科教授 日高 智
株式会社 北栄工業 代表取締役 稲辺 勝哉
表2.廃プラスチック利用バンカーサイロで調整した
デントコーンサイレージの一般成分と発酵品質
| pH | アンモニア熊N | 乳酸 | 酢酸 | プロピオン酸 | 酪酸 | |
| 対照区 | 3.6 | 0.02 | 3.53 | 0.22 | 0.0 | 0.0 |
| 試験区 | 3.9 | 0.01 | 2.15 | 0.42 | 0.0 | 0.0 |
新事業進出支援事業
1. 廃プラスチック壁材を用いたバンカーサイロは、壁面が
滑らかで、サイレージ調製時の加圧が良好にできたこと。
目的:廃プラスチックの有効利用のため、廃プラスチックを用いたバンカーサイロ壁材を作成し、サイロとしての性能を検討する。
方法:帯広畜産大学フィールド科学センター肥育牛舎堆肥盤北側にバンカーサイロを仮設し、デントコーンサイレージを調製し、その成分および発酵性状を検討し、その結果からバンカーサイロとしての性能を判定した。
サイレージの調製は、2006年10月に帯広畜産大学フィールド科学センター圃場で生産されたデントコーン約1tを 廃プラスチックバンカーサイロに詰め、ビニールシートで二重覆い、その上に火山灰15kgを詰めた化学繊維性袋を約50個置き、実施した。原料のデントコーンの成分は表1に示した。調製2ヶ月後にサンプル(試験区)を採取し、分析は十勝農業協同組合連合会農産化学研究所に依頼して実施した。比較のため、帯広畜産大学フィールド科学センターで調整したデントコーンサイレージ(対照区)の成分および発酵品質と比較検討した。
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| 水分 | TDN | 粗タンパク質 | ADF | NDF | デンプン | 粗脂肪 | 灰分 |
| 64.0 | 23.5 | 2.9 | 10.2 | 17.7 | 9.7 | 0.8 | 1.7 |
表1.原料デントコーンの原物中一般成分(%)
一般成分〈原物中%)
| 水分 | TDN | 粗タンパク質 | ADF | NDF | 粗脂肪 | 灰分 | |
| 対照区 | 71.3 | 20.5 | 2.7 | 7.7 | 12.0 | 1.0 | 1.5 |
| 試験区 | 64.4 | 26.7 | 3.0 | 5.9 | 11.3 | 1.1 | 1.7 |