帯広平原まつり、身近でありながら、なかなかページに出来ずにいました。毎年、8月は知床釣行があるので、そちらを釣行記にUPしてしまっていました。’02年は7月末に虫垂炎で手術をしたので、知床がなくなりました。じっくり取材しましたので、まつりの楽しさの一端を紹介しましょう。
平原まつりは8月14〜16日まで、3日間あります。期間中午前11時〜午後9時まで、広い通りが歩行者天国になります。空き缶にチョークを入れて所々に置いてあり、子供達がこんな風に道路に落書きをして楽しむことができます。
広いまつり会場ではミニコンサート、ふれあい縁日、大道芸人のパフォーマンス、子供相撲など、いろんな催しがあり、あちらこちらに人の輪が出来ます。
立ち止まって見る人、店で何かを買う人、腰を下ろして話を楽しむ人、そぞろ歩きをする人と様々です。
右の画像は水風船を投げて、キャッチできる距離を競うイベントです。小さな子がお母さんに向かって水風船を投げています。
この競技は大人の部もあり、こちらは10mを超える記録も出ていました。私は至近距離で撮影しており、危うくキャッチし損ねた水風船の飛沫を被るところでした。
二日めの午後には、北海道各地の和太鼓の会が15団体集まり、280人による250基の太鼓の迫力満点の演奏がありました。最初は全員による波のような演奏があり、雷のように音が響き渡りました。
その後、個別の団体がそれぞれの演奏を披露してくれました。近くで聞いていると、体中に音が響き渡り、しびれたようになるほどでした。
各団体、それぞれの衣装とパフォーマンスがあり、踊りながら打つ人、求道者の表情で大太鼓に挑む人など団体として見るだけでなく、個人を見るのもなかなか楽しいものです。
三日目の午後は、本場徳島の連や北海道各地の連を招いての阿波踊りです。かねと太鼓と笛による自然に体が動いてしまうようなあの伴奏に乗って、16連がそれぞれの踊りを披露しました。
がに股で踊る男踊り、軽快に手足を動かす女踊り以外に、その連の独自の踊りもあり、沿道の観衆から威勢のいい掛け声も飛んでいました。
さて、平原まつりの目玉はやはり、北海盆唄にあわせて踊る盆踊りでしょう。15日と16日の午後7時〜9時まで、目抜き通りを踊って進みます。
ご覧のように楽しく踊り、それを沿道を埋め尽くして人が見るのは、無条件の面白さがあります。
私は参加するほうはからきしダメですが、見るのはよく見に行きます。毎年、盆踊りの始まる7時には最前列に座ってカメラを構えています。
団体、企業のお金を使った衣装、山車などもなかなか見ものですが、個人の部にも豪傑が潜んでいます。
毎年奇抜な格好で参加する人達がいます。彼らは自分も思い切り楽しんでいますが、沿道の人たちにもその楽しみを分けているようでした。
見ていて思わず吹き出してしまうような面白い振り付けと衣装で回りに笑いを振りまいていました。
山車の部ではけっこう大きなものもあります。’02年はワールドカップの年でもあったので、きっと出るだろうと思っていたのがベッカムです。
ベッカムチームは振り付けも独特で、沿道の人たちの爆笑を誘っていました。
山車は大抵、子供が乗れるようになっていて、練り歩いている最中に子供を乗せて、親が写真を撮っています。
知った顔も踊りの輪の中に見られ、沿道からは掛け声や野次(いい意味での)が飛びます。地域のまつりのいいところでしょうか。
お盆の平原まつりが終わると、十勝では急に秋がやってきます。短い夏の楽しいまつりとして今後もこの程度の規模で続いていってほしいものです。
人いきれ 盆唄とともに 空の果て 乱知恵
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花鳥魚月 |
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