昔は年をとると、腰が痛くなったり背中が曲がったりするのは、単なる老化現象とみなされていました。
しかしこれらの症状は、ほとんどが骨粗しょう症という骨がもろくなることが原因で起こっています。
骨粗しょう症になると、くしゃみや布団の上げ下ろしなどの日常動作や転んだときの衝撃などでも骨折することがあります。特に骨折しやすいのは[背骨・手首・太ももの付け根]の3ヶ所です。特に太ももの付け根は、骨折すると寝たきりの原因になりやすいので注意が必要です。

◆ 骨折を起こしやすい人は以下のような人です。
1) 高齢女性(特に閉経後)
2) 骨折をしたことがある。
3) 家族に骨折をした人がいる。
4) ステロイドホルモン剤を使用している人。
5) 飲酒
6) 喫煙

◆ 主な症状
1) 立ち上がる時や重いものを持つ時に、背中や腰が痛む
2) 背中や腰が曲がってきた。
3) 身長が縮んだ。

◆ 治療について
1) 食生活 
 カルシウムを中心にビタミンDを積極的に摂りましょう。
2) 日光浴
 ビタミンDは日光にあたる事によって身体の中でもつくられます。
 日焼けするほど紫外線を浴びる必要はありませんが、適度な日光浴も骨のためには必要です。
3) 適度な運動
 散歩や軽いスポーツで、体を動かすことは骨にも良く、又、心臓や筋肉にも良い影響を与えます。
4) 治療薬
 骨が壊されるのを抑える薬・・・ビスフォスフォネート製剤、エストロゲン製剤
 骨を造るのを補う薬・・・活性型ビタミンD3製剤、カルシウム製剤など

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性感染症は、時には無症状であることもあり、本人の自覚がない為、更に他人に感染させてしまうことも多く、いつのまにか社会に広まってしまうことがあります。
比較的重要と思われる感染症についてお話します。

1. 梅毒
梅毒トレボネーマという病原体により起こる感染症で、感染して2〜3週間後に
外陰部に固いしこりがあらわれ、痛みもなく自然に吸収されますが表面が自壊して潰瘍を形成します。
2〜3ヶ月たつと、皮膚や粘膜に紅斑があらわれます。
早期に治療すれば治りますが、進行すると脳神経や心血管が侵されることがあります。

2. 性器クラミジア感染症
クラミジア・トラコマティスという寄生性の微生物によっておこる感染症です。
無症状のことが多く、症状があっても、おりものがわずかに増える程度です。
自覚症状に乏しい為、知らないうちにパートナーにうつしてしまう危険性があります。
症状が進むと卵管炎や子宮内膜炎を起こし不妊症などの原因となることがあります。
妊娠をしている場合は、流産や早産の原因となり、分娩時に赤ちゃんに感染して、結膜炎や肺炎を発症することがあります。

3. 性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスの感染によって発症する疾患です。
感染後3〜7日ほどで発症し、突然に外陰部や膣に潰瘍や水疱ができ、これが破れ
激しい痛みや、あまりの痛さに排尿や歩行が困難になったり38℃以上の高熱が出ることもあります。
内服薬や軟膏にて治癒しますが、再発もかなり多いのが特徴です。
1. 梅毒
梅毒トレボネーマという病原体により起こる感染症で、感染して2〜3週間後に
外陰部に固いしこりがあらわれ、痛みもなく自然に吸収されますが表面が自壊して潰瘍を形成します。
2〜3ヶ月たつと、皮膚や粘膜に紅斑があらわれます。
早期に治療すれば治りますが、進行すると脳神経や心血管が侵されることがあります。

4. 淋病
淋菌による細菌感染症で、男性では感染後 数日間の潜伏期間を経て尿道炎を起こし、排尿痛と排膿を認めます。一方女性では、子宮頚管炎・尿道炎を起こしますが、おりものが増える程度で症状が軽い為放置されやすく、不妊症の原因となることがあります。内服薬にて治療します。

5. 尖圭コンジローマ
ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス)の6型・11型の感染によって発症します。
感染後3週間〜3ヶ月ほどで、外陰部・肛門付近に白〜灰色のイボができます。
増殖したイボは、やがて小さなカリフラワーのようなかたまりとなって増えてゆきます。
当院では炭酸ガスレーザーによる蒸散により治療しております。
※他に【カンジタ膣炎】や【トリコモナス膣炎】などがあります。
いずれもおりものや_痒感があり、検査にて診断可能で、膣錠挿入、軟膏etcで治療します。

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