辻 和幸君のこと
このHPによく出てくる「かずゆきさん」こと辻和幸君は’03年6月23日、不慮の事故によりこの世を去りました。31歳の若さでした。彼は生前、下のようなページを開いており、私のページとも相互リンクをしていました。
私は2000年の夏前、彼からメールを受け取り、リンク希望とこちらの釣り場で一緒に釣りを、と言う誘いをもらいました。私はどちらかと言うと取っ付きの悪い人間で、知らない人と釣りをするのが得意ではありません。釣りは私の一番楽しい時であり、そこで気を使うようなことをしたくないと言う思いがありました。
しかし、あまり行かない十勝南部の釣り場に行ってみたい気持ちもあり、出かけてみることにしました。ある日曜日、メールで彼に場所を教えてもらい釣りをしていると、昼頃に人懐っこい笑顔の見知らぬ青年が話しかけてきました。それが彼でした。彼は5月から10月にかけては日曜日が休みではないので、昼休みを利用してわざわざ会いに来てくれたのでした。
他にも5、6人いたフライフィッシャーマンの中で私に声をかけたのは、唯一ウェットフライの釣りをしていたからだ、と後で語ってくれました。私はウェットオンリーのフライフィッシャーで、ページをよく読んでくれているんだな、と思ったものです。
その後、11月以降になると休みが合うので、ちょくちょく一緒に釣行をするようになりました。翌’01年から私が日曜日の早朝フィッシングをするようになると、彼は出勤時間までの間、付き合ってくれるようになりました。
私が広尾方面に行く時は彼がガイド・・・彼が十勝川を釣る時は私がガイド・・・と以来、楽しく釣行を重ねてきました。渓流でのアップクロスウェットフライフィッシング、大きな流れでのパワーウェットの基本などを少しずつ教えてあげました。飲み込みの早い男でした。釣れない時も川原で座り込み、バカ話を楽しみました。HPに使えるようにとお互いの釣り姿を撮影したり、獲物を持ってのポーズ写真なども撮影したりしました。私が撮った「ニジマスを持つ彼の笑顔」が遺影に使われていました。
また、彼は私に#3の6ftと言うちょっと短めのバンブーロッドを製作してくれました。出来上がったロッドを渡す時、笑いながら「これには生涯保証が付いてます」と言っていたのが嘘になってしまいました・・・・。下の画像は彼が亡くなる9日前に一緒に釣りをした時のものです。
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花鳥魚月 |
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