本棚

お薦めの本です。読むものがなければ、暇つぶしに読んでみてください。

作品名、著者

出版社、ISBN

私的書評
グリーン マイル
スティーブン キング
新潮文庫
4-10-219315-4
全6冊だが、長さを感じさせない素晴らしい内容の小説。現在と過去の話を見事につないで進んでいく筋に、思わず引き込まれてしまう。
キングはホラー小説家としての名声が固まってしまっているが、ストーリーテラーとしての才能も非凡であることを証明している。著者名に毛嫌いせずご一読を・・・。
森の動物と生きる
50の方法
溝口 雅仁
ブロンズ新社
4-89309-051-8
漢字にルビがついているので、小学生でも読める森と動物の本。もちろん大人が読んでもためになること間違いなし。知らないことがいっぱい書いてあり、楽しく自然の仕組みを知ることが出来る。
空想科学読本
空想科学読本 2
柳田 理科雄
宝島社
4-7966-1074-X
4-7966-1222-X
幼い頃見たゴジラ、ガメラ、ウルトラマンが科学的に存在するとしたら・・・こんな発想から生まれた本。とにかく無条件に笑える。
野生動物の痕跡を
読む
エコネットワーク編
北海道新聞社
4-89363-752-5
私がフィールドウオッチングをする際の参考書。足跡や様々な痕跡の見方を教えてくれた本であり、私が目標としている写真を満載している。
漁師が山に木を
植える理由
松永 勝彦
畠山 重篤
成星出版
4-916008-85-5
畠山氏の「森は海の恋人」は中学生の教科書にも取り上げられている。私が「自然の中で」の−落ち葉の意味−を書くきっかけになった。また、松永氏は帯広で行われる「森と川」の講演で毎回、熱弁をふるわれている。その両氏の対談形式で著された良書である。
すごい虫の
ゆかいな戦略
安富 和男
講談社BlueBacks4-06-257219-2 たかが虫ケラと馬鹿にすることなかれ。人間などの脊椎動物の対極に位置し、独特の進化を遂げた昆虫達の素晴らしい戦略を紹介。
李陵・弟子・山月記
中島 敦
旺文社文庫 私は高校生の頃、現国の教科書に載っていた山月記を読み、中島敦に心酔してしまった。漢文を基調とした流麗な文体に魅せられ、彼の全集を買い求めるに至った。他の出版社の文庫も出ているが、旺文社のそれは解説、注釈、著者紹介、原典紹介などが充実しているので、お薦めである。33歳で夭折した天才の足跡を・・・・。
地獄変・偸盗
芥川 龍之介
新潮社文庫 上の中島敦は中国の古典を基に独自の世界を描いたが、芥川龍之介は日本の古典を彼流に描いている。あえて、地獄変を代表として挙げたが、私のような若輩者がどうこう評することの出来る世界ではない。
冬の鷹
吉村 昭
新潮社文庫 吉村昭の小説はノンフィクションで、私はこのジャンルが大好きである。事実のみを第三者の目で冷徹に書き綴った内容には、迫りくる何かがある。冬の鷹は、江戸時代に解体新書を翻訳した前野良沢の真摯な姿を描いている。上の芥川龍之介同様、あまりに多くの作品があるので、選択に迷ったが、私が高校生の頃、初めて出会った氏の小説を選んでみた。
ゾウの時間
ネズミの時間
本川 達雄
中公新書
4-42-101087-6
その動物にはその動物の時間があり、大きな象も小さなネズミも結局は同じ命を全うしている。難しい数式や表はフムフムと見るだけで、理解出来るところだけを読んでも、かなり面白い。生物というものの奥の深さ、幅の広さを教えてくれる。
アポロ13
ジム ラベル
ジェフリー クルーガー
新潮文庫
4-10-246301-1
映画ですっかりおなじみのアポロ13であるが、船長として乗っていたジムラベルの書いた内容にはべつの重みがある。私はノンフィクションが好きなので、特にこの本は気に入っている。
シャーロックホームズの事件簿
コナンドイル
創元推理文庫
4-488-10109-7
シャーロックホームズシリーズはどれをお薦めしようかと迷ったが、私の好きな短編が並んでいる事件簿を選んでみた。創元文庫はストランド誌に掲載された時の挿し絵もあるので、想像力をかきたててくれる。
ブッタとシッタカブッタのシリーズ
小泉 吉宏
株式会社メディア
ファクトリー
4-88991-276-2
仏教は難解である。それをあるブタを主人公に、易しく、そして優しく説明してくれる。抹香臭くない心の絵本なので、宗教がどうこうというのは・・・と言う人も是非、ご一読を。流行りの癒し系かな?
生きている土の世界
松尾嘉郎&奥薗壽子
農山漁村文化協会
4-540-88115-9
難しいことを知っているのと、それを説明できることは全く別の次元のことである。この著者、文学、歴史、物理、科学等の幅広い知識があり、それを平易に語るところがすごい。たかが土であるが、その世界は広く、深い。イラスト入りで面白可笑しく土を科学する。
アシモフの科学
エッセイ
アイザックアシモフ
ハヤカワ文庫
4-15-050021-5
このエッセイは全部で15巻からなっており、各巻それぞれのテーマについて語られている。何しろドクの話であるから、我々凡人には難しすぎる所もあるが、一読の価値はある。これだけのものを書ける頭があれば、世の中、別の見方が出来、さぞかし楽しかったことであろう。20世紀の巨人アイザックアシモフの叡智に触れることが出来る良書。

ISBNのない本は私の持っている本が古いためです。
今でも売ってるはずですので、本屋でお尋ね下さい。


おまけのギャラリーへ おまけのメニューへ
ライナス


十勝の自然とフライフィッシング Menu

TOP

十勝の魚

My Fly Box

ウェットフライ入門

釣行記

写真と随筆

自然の中で

自然の音声

十勝歳時記

十勝川の四季

リンク
掲示板
おまけ
花鳥魚月

ご意見、ご感想は

flyman●octv.ne.jp

巡回ロボットによるメールアドレスサーチ防止のため「@」を「」に置き換えています。 お手数ですが、コピー&ペーストをしてアドレス中の「」を「@」に打ち直して送信して下さい。