経験から

診療の基本、診療の心構えを身に着けたつがやす歯科時代

 

私達の仕事は、技術職です。どんなに凄い知識をもっていてもそれが正しく患者さんに提供されなければ意味はありません。つがやす歯科での歯科医師になってすぐ、多くの患者さんの治療を担当させていただき、様々な勉強をさせていただけたことは今の私の基盤になっています。また、歯科医師として、社会人としてどうあるべきか、そういった医療人としての基本も教わったのもこの病院で大切な経験でした


診療技術を高めた沖縄時代

日本において虫歯は減ってきています。                     しかし、例外があります。それが沖縄です。(この東十勝も非常に多い地域です)  多くのお子様がいて、皆さん多くの虫歯を抱えています。日本の10年前の虫歯の洪水時代がまだ沖縄にはあります。                         こちらに出向し、学ばせていただいた期間は、とにかく多くの虫歯と戦った期間であり、私の治療技術を高めてくれた大切な時間です。                また診療に関して、学び、学んだことを一切の手抜きをせず患者さんに提供するという姿勢は、今日の私の治療の基本になっています


インプラント・高齢者・有病者治療の経験を積んだ北斗病院歯科・口腔外科時代

北斗病院には歯科治療的に難しい方が大勢来ます。他院でどうにもならず、最後に駆け込むのが北病院歯科でした。私は、そこで1番多くの患者さんを診させていただき、多くの難しいケースを解決してきました

例えば

「他の歯医者さんでうまくいかなかった方」

「お病気をお持ちで他の歯医者さんでは治せないといわれた」

「歯がほとんどなくなってしまい噛むところが全くなくて困っている」

など北斗病院勤務時代、私の予約は北斗病院歯科の中で一番混み、予約が1か月待ちということもありました。

そんな中で、気づいたことはいかに多くの方が歯や歯医者探しで困っていらっしゃるということです。                          また、総合病院は最新の機材や材料を使うことは、病院規定などにより難しく、そういったものに頼らず自分の技術を高め、多くの患者さんに少しでも満足に食べていただけるよう努力した期間でした。

歯科医師としてより技術が磨かれた重要な期間だったと思います


(スイス学会参加)

予防歯科

 

もう一つ私にとって重要な経験が、スイスでの4年に1回のインプラント学会に参加したことです。

当時東京の勉強会などに所属し、日本最高峰の先生方のご指導をいただいておりました。                                      帯広以上に札幌などには素晴らしい先生がいて、さらに東京にはもっと素晴らしい先生がおり、医療があるため、休みを見つけては東京などで勉強していました。

そんな最中、先輩の先生に誘っていただき参加した4年に1回のインプラント学会ではさらに世界中の素晴らしい先生方とお会いすることができ、最先端の診療技術を学ぶことが出来ました。


歯医者のやりがいを感じたベトナムボランティア

矯正歯科

 

そして歯科医師としての心構えを学んだのがベトナムボランティアです

歯科医師2年目で行ったベトナムボランティア。

日本では歯医者は嫌われ者。「歯を抜かれた」「歯を削られた」などなど。

しかし、ベトナムでは経済状態などからなかなか歯の治療を受けられません。

ですので、ベトナムでは歯医者は大変歓迎され、お父さん、お母さんも泣いてる子供たちと一緒に協力していただき治療を受けるよう子供たちにしっかり話をしてくれます。そんな経験から医療人としてどのように患者さんと向かうか、そして自分たちの責任の重さを痛感した経験でした


そして、これから・・・

審美歯科

 

歯科医師として10年。多くに経験を積み、各学会等でも発表させていただいたりという立場になりました。

しかし、歯科医療は日進月歩。技術はさらに発展し、今まで治せず、あきらめていた歯に対しても治すことが出来るようになってきました。

私個人の考え方ではありますが、歯科医師は35歳~55歳くらいまでがピーク。それ以上若くても経験が足りず十分に歯を治すことが出来ず、また高齢になっていくと今度は体力面の低下から十分な治療を行えない(もちろんそれ以上でも素晴らしい先生は大勢いらっしゃいますが)ように思われます。

そんな中、私は今後の10年、20年を地域にしっかり根差し、貢献できるよう、日々研鑽を積み皆様により良い医療を提供していきたいと思います