8月30日(日曜日)
今年は週末になると雨が降り、川が濁るパターンが6月、7月と続いた。十勝川はなかなか濁りが取れず、入れない日が続いたが、8月下旬になってようやく濁りが薄くなったので、ニジマス狙いで行ってみた。
午前10時頃、衆議院議員選挙に投票した後、5、6年前によく通ったポイントに行ってみると先釣者のフライフィッシャーが二人・・・場所を変えるかと思ったら、二人ともちょうど上がるところだった。入れ違いに入って、しばらく川を休ませながら、魚の合図がないかを見ながら、8番スペイロッドにラインを通し、ティップにタイプ4をセットする。
2Xのリーダー、リードに6番ポーラーシュリンプ、ドロッパーに8番ダンケルドトラウトを結んで流し始める。右岸に入っているので、スネークロールキャストで打ち返し、20mほどを一流し・・・。全く底を払っている感触がなかったので、2クール目はタイプ6にして打ち込む場所を少し上にして、送り込みをやってみる。
3クール目はさらに送り込みの時間をとって沈ませてみる。送り込むといっても、軽くラインにテンションをかけて、流れより少し遅い程度でラインを伸ばしていく。
手を変え品を変え、色んなパターンで流していると、深みにしっかりと送り込んだラインにアタリが来た。十勝川は流れが太く、軽く立ち込んでも足をすくわれそうになる。その流れの中の深みで来たので、少々手こずったが、何とか岸に引き上げた。
ポーラーシュリンプを捉えたニジマスにメジャーをあてると41cm、この十勝川ではもうちょっと欲しいなというサイズだった。その後、二匹目のドジョウならぬニジマスを狙ったが、これで打ち止め。
4時間遊んだが、後はアタリが一つあっただけだった。まあ、一匹出たのだし、久しぶりのダブルハンドを楽しめたので良しとしよう。
9月6日(日曜日)
先週と同じ場所に入ろうと思っていたが、川の濁り具合を見るために通った橋の近辺がよさそうだったので、そこに入ってみる。我ながらいい加減な場所選択だな〜と思いつつロッドをセット。
先週と同じタックルでベタンベタンと始める。しばらくすると、いきなりザッと雨が降り始める。通り雨だろうとは思ったが、如何せん雨宿りが出来るような場所が十勝川の川原にある訳がない。車までダッシュで逃げると、車に着いた瞬間に止んだ。天気にブーたれても仕方ないが、見事にずぶ濡れになってしまった。
ここはケチがついたような気がするので、移動。別の場所で8番シングルハンド9ft半のロッドでシューティングヘッドをセットして3時間ほどやってみるが、この日は見事に丸坊主。私にとって十勝川では当たり前のことである。
9月12日(土曜日)
土曜日は本当は休みではないが、臨時休日になった。このチャンスを放っておくのはもったいない。懲りずにまた十勝川詣でを画策していると、知り合いから電話があり、面白い場所があるので、一緒に行かないかと誘われた。十勝川とある川の合流点で、私も10年ほど前にはちょくちょく入ったことがある場所だ。
昔はニジッコが出た程度だったが、最近は大物が潜んでいると言う、彼の言を信じて午後3時に待ち合わせて入釣。彼はご覧のようにルアーマンである。
狭い場所なので、私は8番の9ftシングルハンドにシンクティップをセットして、始める。二人で交互に釣るが、ポツポツとニジッコが出る程度である。ぶら下がりのシンクティップでは、底を払う感覚がイマイチはっきりしないので、タイプ2のシューティングヘッドにラインチェンジする。ティペットは2X、フライはリードに6番ジャングルアレキサンドラ、ドロッパーに8番ロイヤルコーチマン。何気なく結んだジャングルアレキサンドラがモノを言うことになるとは、この時思いもしなかった。
暗くなってからが勝負だろうと思っていた。と言うのは、今日帯広の最高気温は23度、夕方から曇り始めるとの予報が出ていた。この条件が揃うと、ハッチした虫が暗くなり始めると流下するのではないかと期待していた。
予想通り虫が流れ始め、小さいライズも散見される。しかし、まだ大きいライズやモジリは見られない。今日はダメかな〜と思い始めた時、対岸近くで大き目のライズが頻発し始めた。もう暗いので、メジャーリングを誤れば対岸に掛けてしまう。が、ライズのあった少し上に、何とか上手く落とせた。
フライが落ちて一呼吸、水柱が上がりラインをひったくられた。水面直下で完全に反転してフライを捉えていたので、フッキングは問題ないだろう。岸際に潜り込まれると負けになるし、この下には流木が沈んでいるので、少々強引に開けた所に誘導した。
最初はそれほどでもないかと思ったが、シューティングヘッドがロッドティップに入った頃から気合が入り始めた。リールは逆転するし、かなりパワーのあるロッドなのに時々のされる。何度も水面で暴れるので、ロッドティップを水面につけて沈ませる。足元に寄せてから、ネットを出すが、2度すくい損ねる。ひやりとしたが、何とかランディング。彼がメジャーを当てるとちょうど50cm。鰓蓋が赤く、体側のレッドバンドもきれいな良いニジマスだった。撮影が終わった魚を上流に向けてしばらくホールド。リリースした後、彼がニコニコしながら握手してくれた。今日は彼のガイドに感謝しなければならない。
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’09年8月12日知床 | 釣行記メニュー | '09年9月25日ネコ追悼 十勝川釣行 |
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花鳥魚月 |
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