’14年9月7日 ダム湖釣行






台風の直撃で今年の知床釣行は、さすがにパスしてしまった。今までは何とかなったが、今回ばかりはちょうど11日12日に最接近したので、これで強行したらアホだ。

何だか気が抜けたようになってしまい、ほぼひと月空いてしまったが、重い腰を上げてダム湖に行くことにした。お供はパワーガイK君。いい感じに水位が下がりっているが、ちょっと風がありライズがまったく見られない。私はちょっと足の具合が悪く、急坂の上り下りが厳しい。しかし、荷物は全部K君が持ってくれるので、何とか湖岸まで下りられた。

ボートを組み、湖面に漕ぎ出したのが10時。予定では昼過ぎから天気が下り坂になっているので、3時までとした。

ロッドは6番、ラインはタイプ2のSTヘッド。ティペットは3X、リーダーの全長は10ftほど。フライはグレイターキーアダルトミッジ、本来は小さいフックに巻くのだが、私は10番のフックに巻いており、さらにグレイターキーの変わりにシナモンを使っている。深みが良いかと思ったので、ビーズヘッド仕様をチョイス。しばらくキャストしていなかったので、トラブル回避のためにドロッパーは着けないでやることにした。

ここに来れば絶対にはずせないポイントがある。一直線にそこに行き、ほんの数投だった。私はピックアップする前に、ロッドに数回アクションを加えて最後の誘いを入れるようにしている。その誘いを入れた時、グッと重くなった。しかし、ロッドは高い位置にあり、アワセが取れない。これはバラシたと思ったが、幸運にも向こうアワセで乗ってくれていた。

重みはあるが、グングンと走る引きではない。わりとすんなり寄せたられたが、50cmあった。ハナが曲がったいいオスだった。もう何年かすると恐ろしいファイターになるだろう。

ニジッコを一匹追加して昼ごはんにしようとするが、水位が下がっているのでボートを接岸できる場所がない。かなり厳しい場所であったが、何とか接岸して昼食。目の前のワンドでライズがある。

昼食後、そのワンドでやってみたが、アタリのみ。移動しながら、ブラインドでここ、という所をさらっていく。元気な30台を一匹追加してボートの空気を追加するために条件の良い所に接岸して、空気を注入する。パッキンが少し甘くなっているようである。2気室であるし、空気が抜けているといっても、まったく問題はないが、命に関わることなので、念のため。

そこは足場もよく、バックスペースもあるので、目の前のワンドのライズを狙い、陸っぱりでやってみることにした。ライズが射程距離内であれば、その近辺に投げてみる。モグラ叩きをやっているとゴツンと来た。30ydほど向こうでヒットしたので、けっこう寄せに手間取ってしまった。40台の元気モノでなかなか楽しませてくれた。

その後、K君にもお恵みがあり、ボは逃れられた。予定の時間が近づいており、最後の一回りをする。ハーディーズフェイバリットを引ったくり、素晴らしいジャンプと引きを見せてくれた40台を最後に納竿。

いずれも体高があるいいニジマスばかりだった。昼から風が強くなるかと思われたが、案外落ち着き、天気も最後まで持ちこたえてくれた。

最近気に入っているフライが写真のグレイターキーアダルトミッジである。小さいフックに巻いても8番くらいの大きめに巻いてもよく、今日はこれが湖面に落ちた羽虫
に見えたのか三匹ヒットがあった。

マテリアル表の(  )内は私が変えたマテリアルで、本当はグレイのボディカラーであるが、様々な色に変えると、小さなオショロコマから大きなニジマスまでカバー出来る。何を食べているか特定出来ない時、こういうぼんやりしたフライが効くのかも知れない。



 フック Kamasan B110 #12 (Daiichi 1530 #10)
 スレッド Uni 8/0 Black
 リブFine Silver Wire
 ボディ Gray Turkey Tail (Cinnamon)
 ウィングカバー Gray Turkey Tail (Cinnamon)
 ウィング White Cock Hackle
 ソラックス Rabbit & Mole
 ハックル Coq de Leon






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