’14年7月21日 ダム湖釣行






今年は日が合わず、なかなか釣りに行けなかった。山の渓流には何度か行っているが、ダム湖は今年二回目である。一度目は水量が多くて、ポイントを絞りきれず、たいした釣果がなかった。しかし、今回は水量も適度になっており、期待が膨らんだ。

11時にダム湖に到着。ずいぶんゆっくりなスタートだが、早朝は熊の可能性が高いので、絶対に避けたいところだ。湖面へと続く枯れ沢には鹿の頭が落ちていた。雪渓に埋もれていたのを狐が掘り出して食べたのだろう。地面をじっくり観察したが、熊の足跡らしきものは見当たらなかった。

心配していた天気は曇り時々晴れで、腕まくりしていたら、日焼けしたほどだった。ただ、湖面は風が吹き渡り、絶えず波立っている。ボートを組み立てながら、この風では、ボートを一点にホールドしておくのが難しいだろうと思う。

ライズは見えない。この風なら湖面に落ちた昆虫も波にもまれ、すぐに沈んでしまうだろう。そこで、リードにジンジャーウィングレス、ドロッパーにロイヤルコーチマンソフトハックルを結んだ。両方とも水面直下でもがく昆虫らしく見えるだろう。ロッドは6番9ft。リーダーは3X。ラインはタイプ2のST。


ライズがないので、実績のある場所に行くことにした。向かい風でも馬力のある同行のK君は平然とボートを進める。この辺りだろうと思う所に打ち込んで、ちょっと沈むまで待ち、リトリーブに入ろうとした瞬間、ゴツッと来た。フォーリングで食ったようだ。合わせた感じは40半ばか・・・。

手元のラインをリールに巻き込んで、リールで対応した。時々のされるが何とか寄せてネットイン。ロイヤルコーチマンソフトハックルを捉えていた。K君がメジャーを当てると50cmあった。細身の魚だったので、サイズの割には引かなかった。

その後、K君のハーディーズフェイバリットにも30台が一本。二人とも坊主を逃れたところで昼ご飯にした。あるワンドに入っておにぎりを食べ、湖面を見ているとライズがある。射程距離内だったので、ライズを狙ってみるとお子様だった。これもロイヤルコーチマンソフトハックルに来た。

どうやら、ボディに赤があるものがいいようなので、私もリードにハーディーズフェイバリット、ドロッパーにロイヤルコーチマンソフトハックルにした。




昼から風が心なしか強くなってきた。風裏の場所を狙ってみるがどうも反応がない。風が強く、湖岸沿いにボートを進めるのも上手くいかない。相方が釣っている時にボートを一点にホールドしておくこともなかなか難しい。

そこで湖岸の岩をつかみ、ボートを固定。湖岸に平行に打ち込んで、リトリーブする作戦に切り替えた。これで釣れれば今後、風が少しある時に使えるかと思ったが、そうは問屋が卸さない。悪くない作戦だと思ったが、アタリがあっただけだった。

その後、私が30台を一本追加して、三時過ぎには納竿。ずいぶん早いと思われるかも知れないが、私は熊との遭遇を絶対に避けたいので、夕方も早めに上がるようにしている。

釣果としてはイマイチだったが、久しぶりだったので、ずいぶん楽しかった。K君は完全にフライ病に罹患し、今後も重い荷物を一人で運んでくれることだろう。







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