糠平湖のワカサギ釣り ワカサギ

糠平湖結氷完全に氷結した糠平湖です。毎年、年末にそのシーズン最初のワカサギ釣りに、フライフィッシングの相棒と二人で糠平湖へ出かけます。この時だけは私の背中にフライフィッシャーの看板はありません。凍裂

十二月から二月の糠平は冷凍庫も顔負けの強烈な寒さに包まれ、すべてのものが凍り付きます。

マイナス30度ほどになると、樹木の中の水分も凍って膨張し、木を割ってしまいます。これを凍裂といいます。右の写真は凍裂した幹の様子です。


ドリルを使って穴開け

分厚い氷に穴を開けるのにアイスドリルを使います。定期的に刃を研いでおかないと氷が切れずに、息ばかりが切れます。

ドリルを持ってあちこちうろつきまわり、試しにめぼしい所に何個かの穴を開け、仕掛けを入れてみます。

糠平湖はダム湖なので深さが毎年同じとは限らず、今日のポイントをしっかりと見極めなければなりません。ここで手を抜くと暇なワカサギ釣りになってしまいます。


私達の場合は昼過ぎから夜中まで釣りをするので、夕方から夜にかけて良くなりそうな場所を探します。頼りになるのは、ヤマ勘と経験。二人でああでもない、こうもないとあちこちを指差しながら、場所を決めたらテントの設営です。

これは私の自慢のワカサギ釣り専用テントです。ご覧の通り、物を運ぶ橇にもなります。

モナカの親玉みたいですが、テントになると底板には二ヶ所穴が空いていて釣り糸を垂らすことが出来ます。なかなかしっかり出来ていて、風にも、雪にも耐えてくれますが、重いのが珠に疵。


テント外観テントの中では、暖をとるためにガスヒーターを使い、照明にガソリンランタンをぶら下げています。

毎年、一酸化炭素中毒事故が新聞で報じられますが、私達は寒いのは覚悟の上で、換気のためにテントのジッパーの一部を開けておきます。

陽が落ちると寒さがテントの中に忍び込んできます。しかし、穴が大当たりだった場合、暗くなってからが本当の勝負になります。

寒さも何のその、いかに手返し良く釣るかでその日の釣果が決まります。


釣果ある年の釣果。毎年Kg単位で釣れます。糠平湖のワカサギはご覧の通り大きく、五匹も同時にかかるとけっこう楽しめます。

飽きるほど釣ったら、撤収です。この時の寒さが一番こたえます。テントはバリバリに凍り付き、思うようにたためません。風が強い時等、車にたどり着くまでの間に手、耳、鼻の感覚は麻痺します。

普段はキャッチアンドリリース派の私達ですが、ワカサギだけは暮れから正月の味覚として、おいしくいだたきます。別のページでおいしい食べ方のひとつである「ワカサギの薫製」の作り方を紹介します。

またたきも 凍らんとする 高嶺星 乱知恵


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