’00年12月3日 十勝川のアメマス釣り


釣り場への道今日は網走のK氏と久々の釣行である。朝の早くから勇んで出かけたが、最初に予定していた所は何と完全結氷していて入れない。先週はちゃんと振れたのに、たった一週間でこの有様とは・・・・。そこで第二候補に入ったが、イマイチ魚の気配がなく、結局10時過ぎに納竿となってしまった。毎回、遠くから来ていただいて、ちゃんとしたガイドが出来ないのは情けない限りである。

帰りにちょっと気になる場所があったので、様子を見に行った。去年はちょっと水が多くて入れなかったが、今年は入れそうである。K氏は用事があり、残念ながら帰らなければならないとのことで、私一人で様子を見てみることにした。左の画像は釣り場までの道であるが、轍が凍っていてなかなか走りにくい状態になっていた。

アメマス45cm、よく太っている11時に川に入り、#10ロッドにタイプ2のヘッドで振り始める。数歩下がってはキャストし、なるべく万遍なく探っていく。一昨年に入った時とは底の様子が全く違っていて、一から探りを入れなければならない。
朝は一投ごとにガイドがガチガチに凍っていたが、昼近くなると温度も上がってきたようで、氷の着き方がひどくなくなってきた。

流していると根掛かりする所がある。こういう所はアメマスが着く所なので、慎重に流すが、立て続けにフライを二本失った・・・・。せっかく一生懸命巻いたチューブフライとウォディントンフライが、アッと言う間に消え失せてしまうのは悲しすぎる。これは根掛かり防止用のキールタイプを使うべきかと思い、グリーンアクアマリンにフライを換える。
そして、ちょっと下って、根の下を流すようにしてみた。が、また根掛かり・・・ではない! 根が首を振る訳がない。アワセをくれるとゴンゴンと小気味良い引きが伝わってくる。グリーンアクアマリンを捕えたのは45cm、よく太った元気なアメマスだった。

アメマス42cm、怒っている他の所で全く反応がなかったので、ここがアメマスの着き場と判断し、さらに根掛かり覚悟でボサ回りを流してみると、コンコンと底を払っているような感触が伝わって来る。その後、グッと押さえ込むように重くなり、グングンと首を振るアタリ。アワセて寄せると今度は42cmのアメマス。前の奴と同様よく太っていてサイズの割にはよく引いて、楽しませてくれた。さらに30cm台後半のアメマスもゲット出来、今日は望外の釣果があった。

しかしバラシが二つあり、課題も残った。
フライが流れを横切っている時にヒットしてくれれば、いい所にフッキングできるので安心してファイトを楽しめるが、流れきった時に来る奴はなかなかきちんと乗らないので、バレてしまう。流れきるまでにロッドやラインを操作をして、食わせなければならないのだが、見えない水中のことなので、なかなか思うようにはいかない。フライを追っている魚をイメージしてターンをかけるが、たいていは空振りで、「エッ」と思う所でヒットしてしまう。アタリをすべて取り込みまで持っていくのは至難の業である。修行の先は長く、明かりが見えない・・・・。

今日のヒットフライ今日のヒットフライはグリーンアクアマリンとスティーブンソンズスペシャルだった。高価なマテリアルをふんだんに使い、手間隙かけて作ったチューブやウォディントンは役に立たず、お手軽に作れるバックテールをメインに使ったフライがモノを言うとは、皮肉なものである。

しかし、タイイングテーブルの前に座ると、こんな結果とは関係なしに、また手間をかけてややこしいフライを巻くことだろう。あぁ、バカが止まらない・・・。



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