’12年6月24日 某ダム湖ニジマス釣り






去年の11月初めにこの釣り場に入ってから、8ヶ月近くが経っている。今年はこの釣り場に入る道の一部が、冬の雪で傷んだため、車が入れなくなっている。車止めが閉ざされたままで、その先に進めない。そこで自転車を買って、車に積み込み、車止めから先を自転車で行くことにした。

てつろうさんと2人で、ボートを自転車に積んで15分ほど進み、ようやく釣り場に到着。ボートを湖面に浮かべたのは午前10時過ぎだった。

久しぶりの湖は霧雨が降り、一面墨絵のようにくすんでいる。気温は12度ほど・・・はっきり言って肌寒いほどだ。ライズはほとんどなく、とりあえず岸際を探ってみることにした。

ロッドは6番9ft、魚が浮いている気配が一切感じられないので、ラインはタイプ2のST、ティペットは3Xの12ftほど、フライはリードのみのグリズリーアンドグレイのフリンフ10番。しばらく岸際に打ち込んでリトリーブをしてみるが、アタリがない。そこでフライをタップスインディスペンサブルのウェットにチェンジ。

これが正解だったようで、連発で30台のニジマスが掛かった。30台と言ってもこれが強く、グングンと潜るので、そう簡単には寄せられない。てつろうさんはボディがブルー、ハックルがホワイトのウェットが効いたようだ。しかし、どうもフライの方向を絞りきれない。

昼にボートを岸に着け、昼飯を食べながら、フライを何にしたらいいかを考える。虫のハッチはわずかで、見られるのはユスリカ、陸生の羽虫、ミドリカワゲラくらいか・・・。しかし、岸際は木から落ちる昆虫がいるだろうから、甲虫を考えるならマザーズディカディス、シルズミッジも使えるかな、等と考えを巡らす。



昼からの釣りは、フライをチェンジしながら、探ってみることにした。相変わらずライズは散発だが、そのわずかなライズが集中する場所があった。タップスを打ち込み、リトリーブに入るとグッと来た。それほど大きくないのだが、ここのニジマスはパワー十分で、そう簡単に寄ってくれない。リールファイトで取り込んだ。

40半ばの金色のきれいなオスで何度もリールを逆転させた。その後、てつろうさんにも40UPが来たが、どうもフライに一定性がない。

今後のため今まで行ったことのない場所にも行ってみようと、あちこちをウロウロする。ビーズヘッドを着けたブラックアンドパトリッジを打ち込んだ後、別の場所でライズがあったので、そちらに気を取られていると、ラインが持って行かれた。フォーリングで食ったようだ。ロッドを立てると良い引きが伝わる。今度は丸く太ったメスでピンクのバンドがきれいな魚だった。




3時を過ぎると天気も好転し、時々日も差すようになってきた。午前中に比較的釣れた所を重点的にやってみると、活性も上がってきていたようで、けっこう楽しく遊べた。ジャンプを繰り返すニジマスや、ヤケクソ状態で潜るニジマスとファイトもそれぞれで、ここの魚の楽しさを満喫できた。

午後5時半頃まで楽しみ、納竿。2人とも40UPは二本だったが、自転車をこいで入った甲斐があった。フライを絞りきれなかったのが少々反省材料だが、気温が低いために水生昆虫の羽化があまりなく、木から落ちる昆虫がメインだったため一定性がなかったのかも知れない。

ドロッパーを着けて、対照的なフライを使ったらよかったのだが、、ボートからのキャスティングは上半身のみを使うので投げにくい。トラブルを避けるためにリードのみでやったのも、絞りきれなかった原因のひとつだろう。次回はトラブル覚悟でドロッパーを使ってみるか・・・・。


もうちょっと天気が良ければ、もっと楽しい釣りになったことだろう。欲を言えば、もうちょっとサイズUPしたかったのだが・・・・それは、次回のお楽しみとしておこう。




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