私は源流の釣りが大好きである。年に数度は必ず、人が行くのを躊躇うようなボサッ川で、オショロコマを釣って楽しむ。なんと言ってもロケーションが最高で、魚も疑わずにフライに反応してくれる。ただ、熊の棲んでいる所なので、入らせてもらうからには、きちんと対策を立てておく。馬鈴をぶら下げて、ポケットにはカウンターアソルトが入れてある。
今日は三連休の中日なので、主要河川は管外ナンバーの車がびっしりだろう。しかし、今から行く川にはまず人はいない。天気は今にも降りそうなドン曇りで、目的の川はお山の中なので、降っているかもしれない。ま、濡れても多少だ・・・。午前10時に出発。一時間で到着。気温は15度、濃霧。
この川の近くには昔、集落があり、私の義理の叔父家族もそこの住人だった。その叔父が15年ほど前、北海道を去る時、私がこの思い出の地に連れてきてあげた。叔父は当時を懐かしむように「裏の川でオショロコマを釣った」と私に教えてくれた。それ以来、私は年に一度は必ずここに来て、オショロコマを釣るようにしている。
ロッドは2-3番7ftの竹竿、ラインはダブルテパーの3番。リーダーは3Xの全長7ftほど。様子見でドロッパーをジンジャーウィングレス10番、リードにマザーズディカディス12番を結ぶ。霧雨の中、川に入る。
オショロの反応はよく、ポンポンと出るので、なかなか先のポイントに進めない。まあ、源流ではいつもこの調子で、チンタラとやるのが普通だ。
ニジッコも時々混じるけど、オショロの密度が今年はかなり高いな〜。林道の入り口がしばらく閉ざされていたため、人がほとんど入らなかったからかな〜。そういえば、林道の左右から草が道を侵食していたものな〜・・・などと考えながら、アップに投げたリーダーが変化するとアワセを取る。ジンジャーウィングレスが今日のお好みのようだ。ドロッパーを取り、リードにジンジャーウィングレスを結んで一本フライでやる。
落ち込みの下、岩の付近で連発でオショロが来る。ビデオをセットして釣る。安物のビデオカメラだが、防水で軽量小型なので、けっこう使いやすい。下の映像の場所で釣っていると雨が強くなってきたので、2時過ぎには納竿。たった3時間の釣りだったが、たくさん釣れたし、源流の美しい流れも堪能できた。
今日の当たりフライはご覧の三種、上からシルズミッジ(シルバーパトリッジの代わりにブラウンヘン)、ジンジャーウィングレス、リトルオリーブフリンフビーズヘッド付き、これらが万遍なく釣れたようだ。
下の一本目の動画の時はジンジャーウィングレスを使っている。ちょっと上に枝が覆いかぶさっている所だったので、ロッドの操作がぎこちない。3分30秒ほどの間に6匹(一匹バラシ)釣っている。なお、魚に触る時は必ず手を濡らして冷やしている。釣りのシーンは無編集。
もう一本の動画は胸のポケットに入れたカメラで撮影したものである。釣っている目線で撮影してみた。基本は釣り上がりでのアップだが、探れなかった場所やダウンで釣った方が有利と思われる場所では、ご覧のような釣り方もした。流速より少し遅く流して誘っている。
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花鳥魚月 |
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