
毎年、知床釣行では釣りになるかならないか、と考えたことはない。行ってロッドを出せば必ず楽しく過ごせるのが知床釣行だからである。しかし、今年はちょっと心配だった。前線と台風10号が8、9、10日にもたらした雨の量は半端でなく、北海道各地に被害を与えた。十勝の川はいずれもドロドロで水位も大幅に上がっている。
オショロをやるかカラフトマスをやるかは、明日の朝に川を見てから決断しようと、さっさと寝る。明けて12日午前6時半、橋の上から川を見ると、さすがに知床の川は違う・・・・。水量はいつもの年より多いが、濁りはほとんどない。
車の中で一眠り・・・「ムムッ・・・何か暑いぞ〜」と思って昼前に目を覚ますと、うっすらだが陽が出ている。朝は10度もなかった気温が17、8度になっている。魚の活性も上がっているだろうと二本目の川に入る。予想通り一投目から早速オショロコマの反応があり、ニンマリする。今年も会えた知床のオショロコマ・・・・。
今年はダブルヒットが多かった。大雨の後、水温も水量も安定してきて、ようやく餌を摂れる状態になったばかりだったためだろう。さらに一箇所に魚が集中しているのが原因のようである。さりとて、リードのみではヒット率がガタ落ちになるので、ドロッパーはつけたままで釣っていく。やはりアピール度の違いか・・・・。
明けて13日。昨日は早朝からやって失敗だったので、ゆっくりと過ごし、気温が上がり始めた8時過ぎに予定の川に入る。入るなり二人とも連発ヒットが続く。今年も知床天国モードに突入したようである。
右の画像は今回の釣行で一番たくさん魚が釣れた場所である。ここまで遡ると水は完全なジンクリアになっている。手前が上流で、私が立っている所が水深40cmほど、深い所でも70か80cm程度だろう・・・・底は白い岩盤になっており、増水で小石などは流れてしまっている。
流れに逆らったフライが水面直下で止まった状態になっていると、中央の少し黒くなった部分から次々にオショロが出て来て、フライにアタックしている。一匹がフライを捉えると、数匹がそれを追って来て、もう一本のフライにヒットするのがはっきり見える。
午後は午前中の続きの所から入渓。さらに川の奥を目指すが、どのポイントでもバンバン出て、爆釣モードは相変わらず全開状態。
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花鳥魚月 |
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